その気分が落ち込み、ナイアシン不足かも! | 株式会社マインドフルヘルス
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2023.01.09 その気分が落ち込み、ナイアシン不足かも!

「なんだか、気分が落ち込む・・・」

そんなとき、最近あった出来事を何度も思い出してさらに嫌な気分になる事があります。または、理由もわからず落ち込みやイライラを繰り返していると「きっとこれは更年期のせいだ。」と婦人科を受診することもあるかもしれません。

確かに、嫌な出来事や女性ホルモンの変化によって気分が落ち込みやすくなるのは事実です。

ただし、普段の食生活が気分を落ち込ませることも大いにあるのです。

最近特に注目されているのは、ナイアシンの不足です。

ビタミンB群

ナイアシンとは、別名ビタミンB3と呼ばれている、ビタミンB群の一つです。ナイアシンが不足すると、うつ病、集中力低下、幻覚などを起こし、メンタル不調の原因となっていることがあるのです。他にも、片頭痛、冷え性、めまい、血糖の上昇、皮膚炎、舌炎、口臭、日光過敏症、そしてアルコールの代謝を阻害して肥満をきたす原因にもなります。

ナイアシンは糖質、タンパク質、脂質の代謝に関わっています。これらの栄養素の代謝には酵素が必要ですが、体の全酵素の約20%はナイアシンがないと働く事ができません。

代謝のイメージ

例えばアミノ酸の一種であるトリプトファンは、セロトニンの合成に必要です。幸福ホルモンとして、そして睡眠に必要なホルモンとしてセロトニンは非常に大切なので、トリプトファンをしっかり摂取してセロトニンを作りましょうとよく言われます。

ところが、ナイアシンを食べ物から十分な量とらないでいると、体はトリプトファンを使ってナイアシンを合成しようとします。トリプトファンはセロトニン合成にも必要なのに、ナイアシン合成を優先し、セロトニンの合成は後回しになってしまいます。

すると、セロトニンが不足して心が不安定になってしまうのです。

ナイアシンが多く含まれる食品は、たらこ、カツオ、マグロ、ぶり、サバ、とり胸肉、豚レバー、牛レバー、豚ロース、まいたけ、しめじなどです。

加熱しても壊れないので、加熱調理をしても大丈夫です。また、水に溶けやすいので煮た場合は煮汁も飲むと良いでしょう。

錠剤などで大量にとると、顔が赤くなったり皮膚が痒くなったり下痢になったりする事があります。食事で摂取する範囲ではそのようなことはほとんど起こりません。

落ち込みやイライラなどを感じたり、頭痛、冷え、めまいなどの症状がなかなか改善しないという方は、ナイアシンを含む食材を多く取り入れてみてはいかがでしょうか。

特に魚を摂取すると、冬場に不足しがちなビタミンDも補給でき、タンパク質や鉄分、オメガ3系脂肪酸も摂取できます。心を整え、免疫力も高めるためにも食事内容を見直してみましょう。

普段の食事をちょっと見直すだけで、長年の不調が解決することもあるのです。私自身もその一人です。めまいや強い疲労の原因はただの過労だと思っていたのですが、分子栄養学を学んで食事に大きな原因があったと気がつきました。Dr.あきこのマインドフルライフコーチベーシック講座では、分子栄養学の基礎知識を学ぶ事ができます。無料説明会を随時行っていますので、ぜひご参加下さい。

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