vol.5:疲労回復のカギになるものは? | 株式会社マインドフルヘルス
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2019.09.19 メルマガバックナンバー vol.5:疲労回復のカギになるものは? 

2018.7.11配信

こんにちは!山下あきこです。

突然ですが、クイズです。
次のうち、疲労回復に役立つビタミンはどれでしょう?
1.ビタミンA
2.ビタミンB群
3.ビタミンD

これは、昨年8月に配信した当社公式LINE@でのクイズを少しだけ変えたものです。
おかげさまでLINE@健康クイズを始めてからもうすぐ1年になります。
健康に関する知識って、詳しい人とそうでない人の差が非常に大きいのが現実です。また、誤解や思い込みによって、せっかくの努力が報われないことも多々あります。

健康意識が高い人に、正しい知識を気軽な感じで届けたい!そんな思いで始めたのが、このLINE@クイズです。
毎週土曜日に配信しています。まだ登録されていない方は、ぜひ!

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内科外来でよく聞く症状の一つに、「疲れやすい」があります。何か病気が隠れているのではないかと心配になって来られますが、ほとんどの場合栄養の偏りが原因です。
適切な栄養素が取れていないのに、カロリーオーバーで体重が増えているので、体重を減らそうとして肉や油を控えてしまうという方が多いのは残念なことです。
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、水分を適切にとると疲れにくく、代謝がよく太りにくい体を作ることができます。

そろそろ、先ほどのクイズの答えを発表しますね。
それは2.のビタミンB群

大手製薬会社も、肉体疲労や風邪による体力消耗に!ってビタミンの入ったドリンクや錠剤を売り出していますよね。ああいった商品には必ずと言っていいほどビタミンB群が入っています。
ビタミンB群の中でも、ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える役割があり、筋肉や神経の疲れを和らげます。ビタミンB1が不足すると、エネルギーが作られなくなり疲れを生じやすくなってしまいます。
ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉、玄米、うなぎ、ニンニクなどです。

ビタミンB2は、主に脂質をエネルギーに変える役割があり、不足すると倦怠感を感じます。ビタミンB2を多く含む食品は、卵、納豆、牛乳、ほうれん草、レバーなどです。

ビタミンB6は、主にたんぱく質をエネルギーに変える役割を持っています。脳ホルモンの生成にも欠かせないもので、不足すると貧血や食欲不振の原因になります。ビタミンB6を多く含む食品は、魚、鶏肉、レバー、バナナなどです。

ビタミンB12もB6と同様にたんぱく質をエネルギーに変える役割を持っており、脳神経の働きに関わっています。しびれなどの症状があったときに処方される薬の代表はメコバラミンというビタミンB12でできたお薬です。

ビタミンB1、B2、B6、B12は、お互いが助け合って栄養素をエネルギーに変える仕組みを持っています。ですから、一つだけ補えばいいというものではなく、総合的に摂取することが必要なのです。

もし、今の食生活では野菜や肉魚が足りないと感じているなら、上記にあるような食材を意識しながら品目を増やしてみましょう!それでも忙しい毎日で、これ以上品目を増やすのは大変!という方は、マルチビタミンを利用するのがオススメです。
とはいえ、サプリメントは用量や生産地の表示をよーくみて粗悪品に騙されないように気を付けてくださいね。成分では「ビタミンB」と書いてあるのに、用量をみたら0.1mgしか入っていない、なんてこともあります。
ちなみに私が愛用するサプリには、1日あたりビタミンB1とB2が50mg、ビタミンB12は100μg入っています。疲労の強い日には多めに飲むと効果絶大です。
欠乏症では、生理痛や頭痛、疲れなど様々な日常生活に支障をきたす症状を起こしますが、過剰摂取での問題報告はほとんどありません。アレルギーがなければ積極的に摂ってほしいビタミンです。

 

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