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2020.03.05 メルマガバックナンバー vol.29:感情と感覚を数字にするメリット

2019.8.28配信

こんにちは!山下あきこです。

痛みのスケールってご存知ですか?
病院で働いたことがある方は見たことがあるかもしれません。

例えば、全然痛くないなら0、耐えられないくらい痛いが10。これはVAS(ビジュアル・アナログ・スケール)という評価の仕方で、実際に10cmくらいのスケールを見せて、患者さんに指してもらいます。口頭で答えてもらう場合の方が多いかもしれません。
Face scaleというのも有名で、にっこり笑った顔から泣いている顔まで痛い気持ちを表す表情を見て、自分に当てはまるものを指して答えます。
他にもいろんな痛みを数値化する評価法があります。

痛みというのは本人にしかわからない不確定なもので、程度は様々です。

「ちょっと痛いけど薬を飲むほどではない。」
「結構いたいけど、MAXではない。」

そんなときに、数字にしてみると相手に伝えやすいのです。

この「数値化」は心理学でも使われています。
認知行動療法では痛みと同じVASを使い、気分に点数をつけます。最悪な気分は0、普通は50、最高な気分は100とします。あまり頭で深く考えず、図を見ながら直感的に自分の体験に点数をつけます。
さらに、気分を「怒り70%、恥ずかしさ30%」という様に細かく掘り下げてみると、気分の詳細が明らかになってきます。

痛みや気持ちを数字で表すことは、医療従事者が治療に生かすことに有効ということで生まれました。しかし数値化によって問題の程度が明確になると、本人にとっても以下のようなメリットがあります。

  1. 1.感情による過大評価が減る
    不快感、特に痛みは不安、怒り、悲しみなどの感情が加わるとより強く感じられます。
    「大事な仕事があるのに治らなかったらどうしよう」「癌だったらどうしよう」という不安。
    「あの人のせいで・・・」「あんな事故がなければこんな事には・・・」という怒り。
    「この痛みさえなければもっと楽しく過ごせるはずだったのに・・・」という悲しみなど、強い感情が痛みを倍増させます。
    そこで、純粋な感覚としての痛みだけに目を向けると「実際それほど痛くない」という事に気づくことができます。
  2. 2.感覚に鋭くなる
    痛みの感覚を詳細に評価できるようになると、痛いか痛くないかという大雑把な判断で飲んでいた鎮痛薬の量を減らすことができます。2の痛みだと実感すると薬を飲むほどではないと思えますし、8の痛みなら我慢しないで痛み止めを使って苦痛を和らげようと思えるかもしれません。
  3. 3.改善と悪化の傾向が分かる
    1時間前は9だった痛みが、今は4になっていると気づくことができたら、「改善している」という喜びを感じられます。逆に痛みのスケールが大きくなっていたら早めに助けを求めたり休んだり、薬を飲むなどの対処ができます。気づきが遅いと、対処も遅れて問題が大きくなることもあるので傾向を把握することは重要です。


ところで、この感覚や感情の数値化はダイエットにも有効です。ダイエットに役立つ数値化の例をご紹介します。

・空腹スケール
食べる前に空腹度を数値化する方法です。お腹ペコペコが10、全然お腹すいてないが0として、今のおなかのすき具合を数値化します。はじめは難しいかもしれませんが「目の前に食事を出されたら食べられそうか」「居酒屋に行ったら何品注文しそうか」など、経験したことのある場面を想像すると数値化が徐々に上手になってきます。

その他にも、食事の途中で胃の充満感に気づく「満腹スケール」、一口ごとにおいしさがどう変わるかを意識する「美味しさメーター」などがあります。

これらの感覚に敏感になると、無意識に食べすぎることなく必要な量だけ美味しく味わうことができます。何度も繰り返しているうちに、自然と満腹を感じたら箸を置くことができるようになるのです。

アメリカで開発されたMB-EATはこのようなユニークな数値化や多数の瞑想法などを使って、自然に美味しく味わいながら食べる量が減るプログラムです。

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※バックナンバーのため、現在このイベントは終了しております

 

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