お知らせ

お知らせ

2019.12.26 メルマガバックナンバー vol.19:運動すると、骨から若返りホルモンが出てくる

2019.4.3配信

こんにちは!山下あきこです。
暖かくなってきましたね。外にでて運動を始めるのにいい季節です。

今回のテーマは、運動と骨についてです。
 
運動すると骨が強くなるのは有名ですが、さらに、運動によって骨からホルモンが分泌されて若々しさを保つことができることが最新研究で判明しました。 

岡山大学の研究*1によると、運動すると骨が強くなるだけでなく、骨から「オステオカルシン」というホルモンが分泌されるそうです。
オステオカルシンは、骨芽細胞で産生されるタンパク質で、血中にもあります。運動による筋肉増強、認知機能の改善、精力のアップなどにも関わっています。
最近の研究でオステオカルシンは全身の臓器に働きかけるメッセージ物質としての役割もあることが分かってきました。脳、精巣、筋肉、膵臓などに働きかけて、記憶力、筋力、精力などをアップする「若返り物質」として働いているのです。

九州大学の研究*2では、インスリンのような働きをして血糖値を下げる働きがあることも分かっています。
運動をすると、骨に負荷がかかってオステオカルシンが通常より早いタイミングで分泌します。若々しく全身の臓器を保ち、最後まで自分らしく過ごすためには毎日の運動がとても大切なのです。
 
世界の骨粗鬆症の有病者数は2億人と推定されており、3秒に1回の割合で骨折が発生しています。男女ともに20代から40代前半までは骨密度が維持できている人が多いのですが、40代半ばから急速に骨の密度が落ちていきます。
骨を健康に保つために大切な運動をしっかり心がけましょう。

運動では特にジャンプ運動、ウオーキング、ダンスなどが骨密度の維持に有効です。
また、運動以外にも骨を維持するためにできること*3がありますので、ご紹介しましょう。

1、体重を適切に保つ
やせも肥満も骨粗鬆症のリスクをあげます。BMI18.5〜25の標準体重が骨の健康維持には理想的です。

2、栄養に気をつける
以下の栄養素、食品を積極的に摂りましょう。
カルシウム:乳製品や大豆製品、小魚、緑黄野菜、海草など
マグネシウム:大豆、海苔、ゴマ、アーモンドなど
ビタミンD:カツオ、サケなどの魚類、卵、キノコ類など。
1日15分程度の日光浴も有効です。
ビタミンK:ブロッコリーやホウレンソウ、納豆など

3、アルコールを控えめにする
ビール400ml/日以上の飲酒は大腿骨骨折のリスクが70%上がります。やせた女性ほど、飲酒が骨に与える影響を受けやすいので注意が必要です。

いかがでしたか?

早いうちから骨密度を上げることは、将来の介護予防にとても大切なことです。
骨を意識した健康習慣を、ぜひ取り入れて下さいね。
 
 


引用文献
*1:Mizokami A et al.(2013). Osteocalcin Induces Release of Glucagon-Like Peptide-1 and Thereby Stimulates Insulin Secretion in Mice.PLOS ONE , 8(2):e57375. doi:10.1371/journal.pone.0057375
*2:Ikegame M et al. (2018). Expression of Noncollagenous Bone Matrix Proteins in Osteoblasts Stimulated by Mechanical Stretching in the Cranial Suture of Neonatal Mice. Journal of Histochemistry & Cytochemistry,67,107-116.
*3:Don’t underestimate the danger of osteoporosis, warns IOF(国際骨粗鬆症財団 (2016)

メルマガ購読はこちらから!メールアドレスと名前を入れて「Subscribe」を押してください

一覧に戻る