vol.15:冷え性と不調の関連性 | 株式会社マインドフルヘルス
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2019.11.28 メルマガバックナンバー vol.15:冷え性と不調の関連性

2019.2.6配信

こんにちは!山下あきこです。
今回は冷え性についてです。

今年1月に発表された福島県立医科大学の坪井 聡氏先生らによる論文によると、女性で冷え性のある人は腰痛に4.91倍、難聴に4.84倍なりやすいのだそうです。
Tsuboi S, et al. Int J Womens Health. 2019;11:31-39. 

2016年2月~2017年4月にかけて日本人女性238人を対象に行われた調査の結果は以下のようなものでした。
 
・冷え性の有病率は、軽度が49.6%、重度が35.3%
・気温と医療サービスの利用は、冷え性の重症度によって有意差なし
・冷え性と明らかに関連した症状は、肩こり、疲労、腰痛、頭痛、鼻づまり、かゆみ、けが、難聴。
・冷え性の人は、腰痛に4.91倍、難聴に4.84倍なりやすい

そして冷え性の要因と考えられたのは、精神状態、睡眠の質、習慣的な飲酒でした。
冷え性対策といえば、5本指靴下や、〜酒などがよく言われますが、まずは上の3つの原因をどうにかする事を考えるべきだと思います。
 
1、精神状態を整える

心の安定にはマインドフルネス。これは間違いなく立証された方法で、重度のパニック障害以外ではそれほどリスクもありませんし、簡単です。(詳しくは山下あきこの著書「やせる呼吸」をご参照ください)そして、栄養状態を整えて腸内細菌の状態を改善すると、精神状態が安定することも分かっています。
 さらに、運動は精神状態の安定に役に立ちます。ウオーキングも筋トレもどちらも有効です。
 
2、睡眠の質を改善する
 
睡眠の質がどうなのかをまず知ることが大切です。7時間寝たと思っていても、ウェアラブル端末でチェックすると6時間未満であることも珍しくありません。自分では評価が難しいのが睡眠なのです。ウェアラブル端末がなくても、スマホのアプリでもある程度評価することができます。その上で、寝床でスマホを扱わないなど、環境を整えたり、早朝の日光浴やウオーキングをしたりして睡眠の質を上げる方法を試していきましょう。
 
3、習慣的な飲酒

飲酒をすると顔が火照りあったまるイメージがあるかもしれませんが、実はからだを冷やす原因です。冷え性で悩む方はまず、飲酒の回数を減らすことが必要ですね。
 
またその他の対策としては、まず41度以上の温度の入浴を避けること。熱い湯に浸かることは寝る前の自律神経のバランスを崩し体を冷やします。暖かい飲み物で体の中から温めることも有効です。
マインドフルネスについて、質の良い睡眠のコツについて、悪習慣を断ち切る方法についてもっと知りたい方は、マインドフル健康指導士の講座で詳しく説明しています。

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