vol.13:力を抜くと健康になれる! | 株式会社マインドフルヘルス
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2019.11.14 メルマガバックナンバー vol.13:力を抜くと健康になれる!

2018.12.12配信

こんにちは!山下あきこです。

ずいぶん寒くなってきましたね。
寒いと思わず体にぎゅっと力が入ってしまうことがありませんか?
今日は、そんな無意識に入ってしまう体の力についてのお話です。

人は緊張していると、体の様々な部分に力が入ります。

自転車の練習をする子どもの両肩や手指はガチガチに硬くなっています。車の運転に慣れない人が初めてハンドルを握った時も、初めてチャレンジするスポーツなどでも大抵同じような状態になっています。自転車も自動車も、運転に慣れてくると余計な力を使うことなく乗りこなすことができるようになります。

普段の生活の中で、必要もないのに力んで過ごしていることが多々あります。
寒さの中で背中を丸めるように・・・。

人前で話すときに緊張しているときや、怒りに震えているときも全身の筋肉は緊張しています。厳しい上司に見られながら毎日仕事している場合も体はこわばるでしょう。
そのことに気づかないまま過ごし続けると、どうなるでしょうか?

肩こり、疲労、高血圧などにつながっていくのです。

実はこの無意識の筋肉の緊張の原因は、自律神経が関係しています。自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っています。
交感神経は「戦うモード」の神経です。
大昔人間が狩猟民族だった頃は、獲物を見つけるとこの交感神経をフルに働かせて狩りを行っていました。全身の筋肉を緊張させていつでも飛びかかることができるように備え、瞳孔は開いて標的を狙います。呼吸や心臓の拍動は速くなり、全身のエネルギーをフルに使える状態にします。一方、食事や排泄に使う胃腸の働きは低下します。
副交感神経は「休息とメンテナンス」の神経です。疲労した筋肉や肺、心臓の働きを緩やかにして、食事や排泄が安心して行える環境で胃腸を働かせるはたらきをします。
現代社会では獲物を追う必要はありませんが、高度なストレスを感じながら休息の時間を持てないと、交感神経ばかりが活動し続けることになります。寝ている間に副交感神経がメンテナンスをするので、十分な睡眠がとれない場合も同じです。
リラックスできない状態が続くことによって、筋肉や心臓、血管、肺などの臓器が過剰に働きすぎて、不調が生じます。その結果病気を引き起こすのです。

今、社会人の多くが高血圧、肩こり、慢性疲労などに悩まされています。ストレスのせい、環境のせい、食事のせいなど、様々な原因が指摘されており、確かにその通りなのですが、それらは全て交感神経の過剰な活動を引き起こして心身のバランスを崩すことにつながっています。
また体に余分な力が入っていると、感覚が鈍くなります。力を抜くことで、周りだけでなく自分自身の微妙な変化にも気づくことができます。例えば、ゴールだけを見て全力で疾走していると周りの景色は見えませんが、軽やかに風を感じながら走れば周りの景色にも気づくでしょう。重い荷物を持って、その上にペンを1本置いても重さの変化に気づきませんが、軽い書類を持ってその上にペンを置いたらはっきりと重みに気づきます。
もし、身体の感覚に敏感になり健康で快適な人生を送りたいと思うなら、こまめに力を抜くことから始めましょう。

日常生活の様々なシーンで体の状態に気づくことができたら、緊張した筋肉を緩めることができるのです。

歯を磨いているときの腕全体の力に気づいてみましょう。軽くペンを持つようにしてブラッシングするだけで汚れは取れるのに、肩から力が入っていることがあります。
他にも、
・姿勢を正すときに、力み過ぎて背中が反っている。
・悪いニュースを見ているときに、眉間に力が入っている。
・何かに集中しているときに、歯を食いしばっている。
・歯科治療を受けているときに、足指に力が入っている。

マインドフルネスとは「気づき」です。体の力に気づく習慣を増やすと、さらに微細な変化への気づきが増し、心と体の健康に近づきます。
気づきのトレーニングはいつでもどこでもできますが、続けるのが難しいところです。そこで、仲間とともに取り組むと継続が容易になります。

当社では「マインドフル健康指導士」の育成に取り組んでいます。職場や家族の仲間に健康の輪を広げたい人や、この資格を自身のビジネスに活かしたい人に支持されています。医師が教える動画プログラムをスキマ時間に見ていくだけで、幅広い健康知識が得られます。現在、認定試験に合格された方々に向けて定期的にスキルアップセミナーも開催しています。

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