マインドフルネスそのもの、と言ってもいいような本。
例えば、こんなこと・・・
一つ一つの動作に心を込める。
注意して歩く、音を聞く、丁寧に道具を見る、扱う。
複雑な動作が自動操縦になるまで繰り返し練習し、
自動操縦になっていることに気づく。
自然に体が動くことに気づきながら、注意を払いながらお点前をする。
季節を感じる。四季ではなく24節気を丁寧に感じる。
自分の心の動きに気づく。
ありのままでいいんだと気づく。
私は小学2年生から中学校まで茶道を習っていました。
母の茶道の先生が子供達のために時間を作って教えてくれたのです。
ピーク時は小学生が7人ワイワイと小さな座敷にひしめいて、それは賑やかでした。
その先生とは、江戸千家田口キクヨ先生。
今も自宅で教えるかたわら久光製薬のお茶会や大きなお寺のイベントなどで活躍されています。
お茶のお点前とともに基本の行儀作法や人間関係の大切な事柄を一から教えて下さった、大切な恩師です。
先生とは今も親しくさせて頂いていますが、ずっとお稽古していないのでお点前はすっかり忘れてしまいました。
また一から茶道を学び直したくなる一冊に出会いました。