要介護状態になる一歩手前のことを「フレイル」と言います。
一旦要介護状態になると、健康状態に戻すことは困難ですがフレイルは可逆的な状態です。フレイル診断によく使われる基準はこちらの5つです。
フレイル状態になっていると気づいたら、健康状態に戻すためのアクションを起こすことが大切です。
また、なっていない方は、ならないように日頃から意識して生活することがとても大切です。
そのためには、何がフレイルの原因になっているのかを知ることが第一歩です。フレイルの原因や効果的な対策を知っておきましょう。
フレイルになる確率が最も高いのは?
1、 肺気腫
2、 貧血
3、 抑うつ
答えは3の抑うつです。
心の元気がなくなることが、フレイルになる危険性を高めます。フレイルといえば、体を動かさないことが原因だと思われがちですが、なんとメンタルの不調が最もフレイルの危険性を高めています。
【フレイルのリスク トップ3】
1位 うつ状態 4.7倍
2位 貧血 2.8倍
3位 肺気腫 1.8倍
メンタル不調の次にくるのが「貧血」!!
なんと栄養不足なんです。貧血は、鉄分不足やタンパク質の摂取不足などによって起こることがほとんどです。
3位は肺気腫。これは喫煙者に多く起こる病気です。喫煙習慣がここまで要介護状態への近道になっていると自覚して吸っている方は少ないのではないでしょうか?
うつとフレイルの悪循環とは
それでは、心の不調「うつ状態」とフレイルが引き起こす悪循環を見てみましょう。
抑うつ
→ 引きこもりがち
→ 動かない、歩かない
→ エネルギーを使わない
→ 食事量が減る
→ 体重が減る
→ 筋肉が落ちる
→ バランスが悪くなる
→ 転んで転倒、骨折
貧血 X 抑うつの相乗リスク
さらに・・・
貧血と抑うつが重なると、リスクは11.9倍に跳ね上がります!
栄養状態が悪いと、体重や筋肉が落ちやすく、疲れやすくて動く量も減るので
上記の悪循環のスピードが加速します。
人間関係や物事の捉え方に問題があると、
それも抑うつの原因になります。
多面アプローチが必須
こうした事実は、歳を重ねても元気でいるために、運動、食事、睡眠、心のメンテナンスなどの多面アプローチが欠かせないことを物語っています。
栄養だけ、運動だけ、心理面のことだけ、と何か一つに集中して頑張るよりも、すべての要素を取り入れた方が、健康づくりは早く、うまく行くようになるのです。
フレイル予防は社会貢献
どの要素も、一朝一夕では習慣化できません。ひとつひとつじっくりと習慣化させて今と将来を輝かせるためには、すぐに行動を起こすことが必要です。
今、行動を変えると、体が変わります。
あなたか変わると社会が変わります。
私たちの老後が元気なら、未来の若い世代も幸せに暮らせます。
自分の健康管理は、社会貢献。
最後まで歩いて食べることが可能な自分を作るには、フレイル予防を今すぐにスタートする事が必要です!
7つの健康の柱
私たちマインドフルヘルスは、「健康づくりは多面アプローチ」を「7つの健康の柱」という原則にまとめました。
7つとは、マインドフルネス、栄養、運動、睡眠、コミュニケーション、ポジティブ心理学、習慣化です。
これらを多くの方に知って頂き、実践と習慣化につなげるための活動を行なっています。
その一つがマインドフル健康指導士の養成講座です。
一緒に7つの健康の柱について学び、多くの方に伝える人になりませんか?
無料説明会はこちら
https://shidoshi-setsumeikai.peatix.com/
7月からのオンライン講座はこちら
https://mh-shidoshi-jul2021.peatix.com/