・化粧
・美容整形
答えは、化粧!
2012年に慶應義塾大学で行われた研究によると
化粧をしている人は幸福度が高い傾向が、
美容整形をしている人は幸福度が低い傾向があるという結果が報告されています。
別の研究では、美容整形は一時的には幸福度を上げる効果があるが、数ヶ月以内に元の幸福レベルに戻ることも報告されています。
人の幸福度は、50%が遺伝子によって決まっています。
生まれ持って幸福度の高い人、低い人がいるということです。
どんなに嬉しいことや悲しいことがあっても、しばらくすると元の幸福レベルに戻るのです。
幸福を決める因子の10%は環境です。
収入や、見た目の美しさは、さほど幸福度に影響しません。むしろ自分と周りと比較したり、今の状況をどんな風に捉えているのかが大きく関わります。
残りの40%の因子は、行動です。
毎日の行動次第で、幸福度を大きく上げることができるのです。
慶應義塾大学で幸福学を研究している前野隆司先生によると、
幸福度を上げる4つの行動は、
・「やってみよう」というチャレンジ行動
・「ありがとう」という感謝を表す行動
・「なんとかなる」という前向きと楽観
・「あなたらしく」という自己肯定
ただし、身だしなみとして義務感で化粧をする場合は幸福感が上がらなかったという研究結果もあります。化粧はクリエイティブな行為だと捉えることで、ワクワク楽しい肯定的な気持ちを引き出してくれるのです。
化粧やおしゃれなどで自己表現しようとする行動は、幸福感を上げることがお分かりいただけたでしょうか?
幸福感は毎日の小さな行動や考え方で上げることができます。
自己表現を楽しみ、ワクワク感を上げて、毎日の幸福度を上げていきましょう!
参考文献
・「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」前野隆司著 講談社現代新書
・美しさと幸福の関係解析:審美欲求に着目したアンケート調査に基づいて 大曽根悠子、前野隆司 慶應義塾大学学術情報ディポジトリ 2012
・日常的な化粧はクリエイティブな行為か?化粧に対する意識・行動と主観的幸福感,自意識との関連 三枝千尋ら 日本心理学会第82回大会2018