お知らせ

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2020.07.02 メルマガバックナンバー vol.40:日本の栄養対策は海外より遅れている!?

2020.2.13配信
 
こんにちは!山下あきこです。
 
 2月7日8日に開催された日本健診医学会に行ってきました。
今回のテーマは栄養でした。健診と言えば病気を早期に発見する「二次予防」ですが、栄養管理は病気にならないための0次予防にあたる話です。
健診の医学会も栄養にかなり注目するようになったのだなあと感慨深く思いながら参加しました。
今回は、この学会で得られた知見と私の意見を交えてお伝えいたします。
 
日本人は欧米や中国に比べると痩せ形が多く平均寿命は世界トップです。これらのことから、私たちが昔から食べている和食は低カロリーでヘルシーだし、他の国より栄養対策は優れているはずと思われがちです。
しかし、他の先進国に比べて肥満人口は少ないのですがそれに甘んじて(?)政府や民間企業が行っている栄養対策は、圧倒的に遅れています。
 
例を挙げてみると
・米国や韓国では不健康な食べ物を子供たちが買いたがらないように、アニメキャラクターなどを用いた食品広告は行ってはいけないという決まりがあります。
15年くらい前ですが、米国のスーパーでベイビーキャロットにスポンジボブのキャラクターが付いたものが売られていました。日本で「野菜にキャラクター」なんて見たことないので、進んでいるなあと思った覚えがあります。
・ディズニーは、不健康な食べ物に自社のキャラクターをつけることを自主的に規制しています。
・デンマークでは、肉やバター、飽和脂肪酸を使用した食品に20%を課税しました。数年間でこの制度は廃止されましたが、その後国民の購買行動が明らかに変わったことが証明されました。
 
日本ではテレビでよくアニメキャラクターがお貸しなどを宣伝していますが、広告を見て欲しいと思った子供が実際に店に行くと購入する確率が上がります。恐ろしいことに、その後もしばらく同じ製品を買い続けるそうです。食品業界にとっては嬉しい効果に違いありませんが、長く効果が持続するということは、味覚や嗜好を変化させた結果、青年期や成人期の肥満や栄養障害につながって疾患が増加していくスパイラルを作ってしまっているということです。
 
また、先進国の中で医学部のカリキュラムに栄養学が入っていないのは日本だけだそうです。公衆衛生の授業で少し登場するぐらいです。一方大学の栄養学科などでは4年間みっちり勉強し管理栄養士は難しいことで有名です。
医食同源と言われますが、医師が栄養に関してあまり学んでいないために、薬剤ばかりを重視し、食事が健康に当たれる影響が軽視されているように思います。本来、薬は病気を治すために飲むもので、栄養やサプリメントは健康を作るために飲むものなので、用途が違うのですが、病気をきたすような食材を摂り続けていたら、いくら薬を飲んでも効果が得られないことになります。
 
では、どうしたら日本の人々が栄養を重視して賢い選択ができるようになるのでしょう。
 
社会的処方という言葉をご存知ですか?
休職のメニューが変われば自然に摂る栄養素が変わる、店に並ぶメニューにヘルシーなものが多ければそれを買う人も増えるなど、環境から人々の行動や健康を変えていく方法です。
社会的処方の一つに、ナッジという考え方があります。肘でつつくという意味ですが、知らず知らずに行動を後押ししてくれる仕組みのことです。有名なのは、スウェーデンの駅にあるピアノの鍵盤風の階段。改造前より66%階段を使う人が多くなったそうです。
youtube画像はコチラ↓
 深いところまで落ちていくような音がするゴミ箱は、隣のゴミ箱の1.5倍もごみが捨てられているとか。
youtube画像はコチラ↓
 
 実はこのナッジ、小さなことなら自分で工夫して作ることができます。ご飯茶碗を小さなものに変更してみると、山盛りに見えて少しの量でも満腹を感じたり、食べたお菓子の個包装をあえて目につくところに並べてみると、たくさん食べた気持ちになってお菓子に伸びる手が止まったり。
 
今年からスタートする当社のマインドフルイーティング講座では、こうした小さなコツをたくさんご紹介して楽しく健康習慣を身につけて頂きます。
ご興味のある方は、ぜひ3月4日の体験講座にご参加ください。オンラインなので、自宅で参加でき、その日に受講できなくても後から動画を見ることができます。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
 
 
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