vol.33:あなたの頭の中を占めるもの | 株式会社マインドフルヘルス
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2020.04.02 メルマガバックナンバー vol.33:あなたの頭の中を占めるもの

2019.10.24配信

こんにちは!山下あきこです。
すっかり秋も深まってきましたね。

今日は「意識」についてです。

脳内メーカーというアプリを使ってみたことがありますか?名前などを入力するだけで、その人の頭を占めている事柄を脳の中に漢字で表してくれるというものです。
名前だけで頭の中が分かる訳はないので当たるはずはありませんが、このアプリが長年更新されながら使われ続けているところを見ると、自分や他人の頭の中を占めているものが何なのか、多くの方が知りたくなるのでしょう。

ところであなたは、「1日のうちで何を何パーセントぐらい考えているのか?」を意識したことはありますか?

では、実際にあなたの一日の意識の割合を振り返ってみましょう。
まずはシンプルに4つの領域で考えてみます。

1.仕事(主婦/主夫の場合は家事など)・・・  %
2.家族・・・  %
3.趣味や余暇・・・  %
4.友人、人間関係・・・  %

もし、バランスよく均等に4つの領域について意識が向いていたらこんな円グラフになるでしょう。
このような意識の使い方だと心の健康を保ちやすいと言われています。

ところが仕事のことが80%以上を占め、他のことをほとんど考えない生活をしている人は、うつ病を発症しやすい傾向があります。休みの日も気持ちが仕事から離れないため、心からリラックスできませんし、もし仕事で問題があったら大きく気持ちが乱れることでしょう。
同じように、80%以上趣味や余暇の過ごし方について考えていたら、仕事に集中できず、家族や人間関係に問題が生じてストレスを抱える結果になるかもしれません。
家族についても、例えば子供のことが頭のほとんどを占めていたら、子供は親の思いが負担になり関係性が崩れるかもしれません。
人間関係ならば、恋人や友人が最重要事項になっていると、これも相手の負担になるでしょう。相手に合わせすぎて自分の価値観が分からなくなったり、相手が合わせてくれないと腹立たしく感じるかもしれません。

このように、思考の領域が一つに偏りすぎると上手くいかなくなった時のダメージが非常に大きく、しかも他の領域で気持ちを紛らわせることができないというデメリットもあります。

こうした状況に陥らないために、普段からバランスよく4つの領域に意識を向けていくことが、心の健康を保つ秘訣です。
とはいえ、心をかき乱されるような出来事があったら、その出来事ばかり考えてしまう日もあるでしょう。大きな悩みを抱えていたら、何日も何か月もそのことで頭がいっぱいになるかもしれません。

もし、ストレスや悩みについてしょっちゅう考えてしまうなら、そのことについてどの程度考えたりエネルギーを使ったりしているのか円グラフに書き出してみましょう。

例えば体重について悩んでいるなら、今日何を食べるか、どんな食べ物を買いに行くか、何を食べすぎたか、どんな運動をしたか、しなかったか、誰かに会った時自分の体形についてこう感じた、などなど・・・悩みにまつわるいろんな考えや感情が頭を占めているはずです。

1度目を閉じて、1日の何%がストレスや悩みによって支配されているかを振り返り、目を開けたら紙に円グラフを書いて線を入れてみましょう。

では、ストレスや悩みの領域以外の部分は、どんなことを意識しているのでしょうか?悩み以外のことを、リストに挙げてみましょう。

その中には自分の人生に必要な楽しいことが入っていますか?

もっと時間を費やすべき、大切なことがたくさんあるのではないでしょうか?

 

もし、何かの悩みを抱えている方がおられたら、ぜひこの円グラフを作ってみてください。
意識の偏りがあるのに気づいたら、理想の円グラフも作ってみましょう。

あなたが大切にしたいこと、人生で楽しみたいことを後回しにせず、1日の意識をバランスよく保つように心がけてみるのはいかがでしょうか?

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