45.自分を癒す⑥コーヒー瞑想 | 株式会社マインドフルヘルス
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2024.01.04 45.自分を癒す⑥コーヒー瞑想

2024年、明けましておめでとうございます。
新年早々、日本中を震撼させた地震や航空機事故。こんな状況で「おめでとうございます」という言葉が相応しいのか相応しくないのか迷いますね。
皆様は年末年始、どうお過ごしでしたか?

さて、食べたい衝動を癒す方法として、今日はコーヒー瞑想を紹介します。
人は喉の渇きを空腹と勘違いすることもあります。食べるのではなく、コーヒーを用いた『飲む瞑想』をすることで、食べたい衝動を手放せる可能性があるのです。

『飲む瞑想』のポイントは、『食べる瞑想』の時と同じように『噛んでみる!』ことです。噛んで、唾液と混ざるとどうなるか、ひと噛みひと噛みで味の変化やその満足度がどうなるか?観察してみます。

液体であるスープ、ジュース類、コーヒーなどは、普段は噛むことがないので、唾液の恩恵を受けることなく、ダイレクトに胃に届きます。
普段の飲み方とは全く違う『飲む瞑想』で飲んでみると、どんな感覚なのか観察して欲しいです。

このように、丁寧にコーヒーを飲むことで、コーヒーのカフェインが中枢神経系に働きかけ、気分をリラックスさせてくれます。
また、五感を使うことで、今まで感じられていなかった味に気づけたり、コーヒーを普段より楽しめます。

では、コーヒー瞑想のやり方です。
 ①飲み物を準備する
 お気に入りのカップに入れてテーブルに運び、椅子に座ります。
②目を閉じて、数回呼吸に意識を向けます。
③目を開けて、まずは目でコーヒーを味わいます。
 液体の表面の色、泡、温かいものだと湯気が見えるかもしれません。
 このように見えているものをじっくり味わいます。
④カップを手に取って、その温度を感じ、その瞬間の体の感覚にも意識を向けてみます。
⑤香りを嗅いでみます。香りを嗅ぐことで何か体の反応があるのか、観察します。
⑥ひと口、口に含んで口の中でコーヒーを感じます。口の中がコーヒーの温度を感じたり、鼻腔に伝わる香にも気づいてみます。
⑦ゆっくり噛んでみます。噛む時の音にも気づきを向け、味の変化があるのかないのかにも注意を向けます。
⑧ゆっくり飲み込みます。飲み込む瞬間の感覚、喉から食堂を通りお腹に落ちていくその感覚も観察していきます。
⑦完全にお腹に入ったコーヒーを感じてみます。
⑧次の一口を飲む前に、もう一度目を閉じて、この目の前のコーヒーが、ここに届くまでのストーリーを想像してみます。
 ・コーヒー豆が育った土地や水、それらにエネルギーをもたらした太陽
 ・コーヒー豆を育た人、焙煎したり、豆を挽いてくれた人
 ・箱に詰めたり、お店に並べた人
目の前のコーヒーを飲むために、自然の恵みや沢山の人にお世話になっていることに気づけます。そうすると感謝の気持ちや温かい気持ちが込み上げてきて、コーヒーを丁寧に味わうことができるようになります。

このやり方でコーヒー瞑想をしていくと、もう食べたい衝動はなくなっているでしょう。
ぜひ試してみてね!

最後まで読んでくださってありがとうございました。
この続きは、また来週。

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