34.自分に優しい食べ物④ほうれん草 | 株式会社マインドフルヘルス
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2023.10.03 34.自分に優しい食べ物④ほうれん草

今日は自分に優しい食べ物シーリーズの4回目、「ほうれん草」をピックアップしました。
ほうれん草を自分に優しい食べ物として紹介したい理由は、ほうれん草に含まれている豊富な栄養素。
なかでもカリウムの働きに注目です!!
カリウムが不足すると、排泄機能が低下し、体内に水分を溜め込み浮腫みやすくなったり、ジャンクフードなどの油っこいものを食べたくなったりします。良い油は積極的に取りたいのですが、ファーストフードや加工品に使われているトランス脂肪酸やオメガ6系の摂りすぎは生活習慣病の原因になることも。

カリウム自体には脂肪燃焼の効果はないのですが、ダイエットをしている方にとっては、むくみのないすっきりとしたボディラインやセルライト予防に積極的に摂取して欲しいです。

また。カリウムが不足すると、筋力が低下したり、痙攣、麻痺が生じることもあり、更には不整脈を起こすことがあります。筋肉が正常に働くためにはカリウムは欠かせません。
特に女性は筋肉量が少なく、年齢を重ねるとフレイルやサルコペニアなどのリスクがありますので、タンパク質を摂取すると同時にカリウムも意識したいものですね。

他にも、ほうれん草にはビタミンAやビタミンCも含まれています。
ビタミンCについては、以前お話ししたので今日は省略しますね。

ビタミンAは肌の健康維持や粘膜を守るといった効果、そして免疫にも関係しています。

そして、ほうれん草というと「鉄」のイメージがある方が多いと思います。
ほうれん草には鉄分も豊富に含まれているのですが、ほうれん草に含まれる鉄は「非ヘム鉄」という種類で、実は体に吸収されにくいのです。

ここで少し鉄について説明したいと思います。
鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。「ヘム鉄」はタンパク質に包まれている鉄分で、お肉やお魚に含まれています。「非ヘム鉄」は、ほうれん草などの植物に含まれている鉄は、実は体に吸収されにくく、かつ、吸収されるときに活性酸素を出して粘膜を攻撃してしまいます。
という理由から私は鉄分の補充という意味では、ほうれん草はおすすめではなく、お肉やお魚から鉄を摂取することを推奨しています。

また、日本人女性のほとんどの方が鉄分不足と言われていて、対処法としてサプリメントを使用している方も多いかもしれません。
私もサプリメント使用しているのですが、海外から個人輸入した鉄のサプリ(アミノ酸キレート鉄)で健康被害に遭う方のお話を時々耳にします。
アミノ酸キレート鉄は、非ヘム鉄やヘム鉄とは別の経路から小腸に吸収され、フェリチン(体に貯蔵されている鉄分)が上昇しやすくなっていて常用しているとフェリチン値が異常に上昇してしまうそうです。
フェリチンの急激な上昇は鉄過剰による炎症反応の可能性がありますので、海外のサプリメントはおすすめできません。

サプリメントは、吸収効力を考えて設計されたもの、なるべく人間の体の中に存在する形に近いもの、原材料にこだわっているもの、品質管理や品質保証がしっかりされているものを選びましょう。

無料の栄養解析やサプリメントのご相談もお受けしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

葉月ようか

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