ゆっくり食べるための工夫④ひと口食べたら水を飲む・同席者と会話する | 株式会社マインドフルヘルス
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2023.06.05 ゆっくり食べるための工夫④ひと口食べたら水を飲む・同席者と会話する

前回のブログから少し時間が経ってしまいました。
今日はゆっくり食べるための工夫の4回目、「ひと口食べたら水を飲む・同席者と会話する」について書いていきたいと思います。

ひと口をゆっくり味わって食べた後にお水を飲むと、食べるペースを抑えられ、ゆっくり食べることができるようになります。
また、食べ過ぎを予防するというメリットも期待され、そして食事をしながら水分摂取すると、水分がお腹に入ることで満腹感を早く得やすくなるので、食べる量を抑えやすくなります。

食事中に水を飲むことについては、賛否両論あるようですので、そのことも調べてみました。

食事中に水を飲むと、胃酸が薄まってしまって、消化が悪くなるという意見があります。
水と胃酸の関係については、2008年に行われた胃のpHに関する研究があり、これによると、健康な男性6人がコップ1杯の水(200ml)を摂取したところ、水を飲んでから1分後に胃酸のpHが4上昇した(胃酸が薄まった)という結果が出ています。
しかし、水を飲んでから胃のpHが4上昇していた継続時間は3分間だったそうです。
この実験で、「水を飲んでも3分後には胃のpHがもとに戻る」ことが証明され、消化が悪くなるというのは心配ないようです。

“Water increased gastric pH >4 in 10/12 subjects after 1 min.
“Gastric pH >4 lasted for 3 min after water and for 12 min after antacids
出典:A Glass of Water Immediately Increases Gastric pH in Healthy

また、一緒に食事をしている相手がいる場合は、ひと口食べた後、ぜひ会話を楽しみましょう。そうすると自然に食べるペースがゆっくりになって、味わう時間も取れるようになります。

もちろん、会話をする時に口の中に食べ物が入っていてはマナー違反になりますので、しっかり噛んで、飲み込んで、口の中を空っぽにして会話をしましょう。
また、大声を出したり、場に相応しくない話題も厳禁です。
一緒に食事をしている相手も巻き込んで、マインドフルな食事をしたいものですね。

私の場合、子供の頃に兄と一緒に食事をしていて、自分の分を取られないように早く食べてしまおうと思っていた経験があります。(笑)

それでは今日はここまで。

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