こんにちは、葉月ようかです。
毎日の食事で、皆さんは食べることを止めて「ごちそうさま」をするのは、どのようにして決めていますか?
お皿が空になったからでしょうか?または満腹になったからでしょうか?
それとも、食べているものが美味しいと感じられなくなったからでしょうか?
もしかしたら、無意識にいつも行っているパターンがあるかもしれません。
食事をしている自分の体の感覚、思考、感情を観察してみてください。
先日、とある方とお話をしていて、その方はケトジェニックダイエットを自己流でされて、30kg減量に成功したそうです。その体験を発信していたところ、ダイエットの指導を依頼されるようになったということでした。
その方の以前の食行動はどうだったかと言うと、以前は満腹になれず、食事を止めるタイミングも分からず、目の前に食べ物があると永遠に食べ続けていたそうです。ケトジェニックダイエットを始めたところオイルをたくさん摂るので、オイルで満腹感が生まれ、食事を止めることができるようになったそうです。
その方のお話を聞いていて、自分の内側にある「空腹スケール」「満腹スケール」「美味しさメーター」という3つのスケール(内なる智慧)が全く働いていな方だったのかもしれないと気になりました。
食べ続けてしまうというのは、やはり深く感情と関わっています。
「今はオイルで満腹感を感じるから1日1食しか食べなくなった」とおっしゃっていましたので、オイルが満腹感を知らせてくれる手助けになっていると思いますが、自分の空腹感、美味しいと思う味の満足度などの体の感覚との繋がりがまだまだ薄い可能性があると思います。
そういった体の感覚、思考、感情の3つの気づきのシグナルに鈍感な方は、そいうったものをずーっと無視し続けてきたのか、そこから逃避していたのか、何かの問題が必ずあるように思います。
自分の感情に蓋をして、見ないで過ごしていては根本的な解決になっていないかもしれません。自分が気づいていない感情は、きっと「早く気づいて」「僕はここにいるよ」というように、また時々何か別の形で出てくるかもしれません。
また、この方はたまたまオイルの量をたっぷり摂るケトン食に切り替えてダイエットに成功されましたが、糖質がメインの食事を長く続けて、周りからもそれが当たり前だと教育されてきた現代人の私たちにとってはケトン食に切り替えるのはかなりハードルが高いと思っています。
私自身もケトジェニックを学びダイエット指導をしていて、最終的に目指したい食事はケトン食です。ケトン食はもともとは、てんかんの治療食として100年前からある食事法で、糖尿病が増え続けている現代を考えても、人類の歴史から考えても、糖質よりオイルをメインのエネルギーにする方が健康でいられる食べ方だと考えています。
しかし、私はまずは自分の体の感覚とつながることが大切だと思っています。マインドフル・イーティングで空腹感、満腹感とはどんなものなのか、何を食べたら自分の体が喜ぶのか、どの位が自分のちょうどいい量なのか、気づきを高めて理解をしてから、次のステップとしてケトジェニックに移行していく、そうする方が失敗がないような気がしています。
食事を終えるタイミングは、これまで紹介した3つのスケールが私たちに教えてくれます。自分の内側にある3つのスケールをもっと働かせるように、練習をしていきましょう。
具体的には、マインドフルネスの練習。
マインドフル・イーティングはマインドフルネスがベースにありますので、
ゆっくりマインドフルに食事を摂る。
五感をフルに稼働させて食べる。
ボディスキャンや瞑想の練習も手助けになります。
7月からマインドフル・イーティングの講座を開始しますので、興味がある方はぜひご参加ください。