こんにちは、葉月ようかです。
マインドフル・イーティングの手順を順番にお伝えしていましたが、
マインドフルに味わう③で、ひと口の食べ物をじっくり味わってお腹におさめたところから、「美味しさメーター」と「満腹スケール」についての説明をさせていただきました。この2つのスケールがいつ食事を止めるべきかのヒントをくれる大切なものなのでご紹介しましたが、今日は③のお腹に食べ物をおさめた続きに戻りたいと思います。
ひと口食べ終えたら、その一口の味の満足度、満腹スケール、そして空腹スケールがどう変化したのか体の感覚を観察してみます。
その後に、先ほどまで食べ物が存在していた口の中に意識を向け直してみます。
一口食べた後の口の中は、どのような感覚があるでしょうか?
まだ口の中には、先ほど食べた食べ物の味が残っているかもしれません。
食べ物の香りも残っているかもしれません。
または、唾液がじわーっと出てきて、次のひと口が欲しいと教えてくれているかもしれません。
そのような体の感覚にありのまま気づいてみましょう。
体の自動的な反応は、自分の感情に気づくより先に起こっています。
体の不思議な感覚、反応に少しびっくりするかもしれませんね。
そうした経験に気づきを保ちながら、次のひと口をいただくようにします。最初のひと口をいただいた時と同じように、マインドフルに食べ物を観察し、5感をフル稼働させて、目で味わい、鼻で味わい、触覚で食べ物を感じ、耳で噛む音を味わい、研ぎ澄ませた味覚で心から味わい、このひと口からありとあらゆる幸せを感じ取り食事を楽しみます。
アメリカのJournal of the American Dietetic Association で2008年に紹介された記事です。30人の女性に、急いで食べた時とゆっくり食べた時のそれぞれ食べた量と食後の満足感を測定したところ、参加者はゆっくり食べた時は、急いで食べた時より摂取カロリーが少なく、水もたくさん飲んでおり、満足感もずっと高いと報告されました。食べた量は、急いで食べた時より少ないのに、満腹感もより多く感じたということです。
食べる速度と体重の管理に関する興味深い研究も日本でされています。
自分は早く食べる方だと申告した人ほど、ゆっくりと食べると申告した人よりも過体重の傾向が高かったそうです。
ゆっくり味わってひと口ひと口を喜びながら食べると、健康で美しく幸せになれるってことですね♡
今日はここまでにします。続きはまた明日。
葉月ようか
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