こんにちは、葉月ようかです。
一昨日はマインドフルに味わう②「食べ物をじっくり観察する」について書いたので、今日はその続きになります。
目の前の食べ物を一つ選んで、色、形、模様やしわ、香り、舌に触れた時の触覚、湧き起こる思考や感情などを観察し終えたら、ようやく食べ物を口の中に運んでいきます。まずはそっと舌の上にのせます。
そしてまだ噛まずに、しばらくは口の中で食べ物を感じてみます。
そうすると、どんなことが起こるでしょうか?
歯の部分や舌に広がる食べ物の感覚はどんなものでしょうか?
食べ物の香りが口の中全体に広がり、鼻腔にも伝わったり、唾液がじわーっと出てきたり、自動的に噛んでしまいたくなったり、飲み込みたくなることもあるかもしれません。
そういった自動的な反応にも気付きながら、このひと口は宇宙の奇跡であると十分に意識して、しばらくはそのまま舌の上に載せて観察してみましょう。
口の中の温度や唾液で、食べ物が溶けていくこともあるかもしれませんが、飲み込みたい、噛みたい衝動を横に置いて、しばらくの間その様子も観察してみます。
ひと通り舌の上で観察ができたら、ゆっくりと噛んでいきましょう。
唾液と食べ物が混ざり合っていく様子、舌の動き、味や食感などを丁寧に観察してみます。
噛んでいるときは口の中には心配も不安も一切なく、「今 この瞬間」を丁寧に生きる喜びを感じながら、ゆっくりゆっくり味わいましょう。
噛むごとに味の変化や香りの変化はあるでしょうか?
いつも食べているものと何が似ていて何が違っているでしょう?
口のどの部分で噛んでいるでしょうか?
自分が噛んでいるものを意識しながら、栄養が体の中に100%浸透していくことを想像し、心から味わい、この食材がもたらすあらゆる良い気分を堪能しましょう。
では、十分噛んだら飲み込みましょう。
バラバラになった食材を舌が集めて喉の奥へ運んでいく様子も観察し、飲み込む瞬間、もうこの食べ物を口の中で感じられなくなることに気づきましょう。
そして、飲み込む時の舌の動き、喉の奥や食道を食材が通って降りていくのを感じます。
完全に食べ物がお腹に入ったと感じたら、その瞬間の胃やお腹の感覚を感じてみましょう。
食べた分、重くなった感覚が感じられるでしょうか?
そしてもう一度、口の中に意識を向けてみましょう。
食べ物の味がまだ残っているでしょうか?
または、唾液がじわーっと出てきて、次の一口を欲しいと知らせてくれているかもしれません。
では次に、今食べた食べ物について、どの位美味しいと感じたのか、美味しさメーターで測ってみましょう。
最高に美味しいと感じた時を10、おいしさを感じられなかった場合が0とします。ご自身の頭の中でおいしさメーターを思い浮かべて、数値化してみましょう。
美味しさメーターについては、後日詳しくお話ししたいと思いますが、今日はここまでにします。続きはまた明日🧡
葉月ようか
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