こんにちは、葉月ようかです。
マインドフルイーティングでは、食べ始める前にやっていただきたいことが盛りだくさんで、昨日までに3つのことをお伝えしてきましたが、まだまだその後があるんです。
今日は食前セレモニーの続き、「5つの黙想」について書いていきたいと思います。
私は食べる瞑想会を主宰する時に、5つの黙想を唱えて、参加者の方には心の中で復唱してもらっています。
その5つの黙想は、ティック・ナット・ハンとリリアン・チェンの共著「私と世界を幸福でみたす食べ方・生き方」という本で紹介されているものを、私が少しだけアレンジしたものです。
5つの黙想は、五観の偈、食事訓とも言われる、唐の南山大師の著書が原典で、日本では道元の「赴粥飯法」として知られるものらしいのですが、この5つの黙想を私がアレンジしたものを紹介します。
一 この食事は、天と地、あらゆる生き物、多くの人の働きによる恵みであることに感謝します。
二 これらを頂けることに、感謝しながら、心を込めていただきます。
三 むさぼらないように注意をし、ほど良い量で満足します。
四 この地球を守り、温暖化が進まないように願います。
五 食事をすることで、生命あるものへの思いやりと、あらゆる生き物の役に立つという理想を育むために、この食べ物を頂きます。
ちなみに、本に書かれていたものは下記の通りです。
一 この食事は、天と地、あらゆる生き物、多くの人の働きによる恵みであることを想います。
二 これらを食べるだけの価値あることをしたのかを振り返り、感謝しながら、心を込めていただきます。
三 むさぼらないように注意をし、ほどほどの量で満足します。
四 生きているものがなるべく苦しまないように、この地球を守れるように、温暖化が進まないように食事をすることで、生命あるものへの思いやりを育みます。
五 互いの親睦を深め、コミュニティの絆を強め、あらゆる生き物の役に立つという理想を育むために、この食べ物を頂きます。
どうでしょうか?
昨日ご紹介した、食べ物のストーリーを想像してみることでも、食べ物への感謝、食事ができることへの感謝が湧き起こってくると思いますが、この5つの黙想を唱えることで、更に今ある幸せに気づき、命あるものへの感謝や地球環境保全への気持ちが強くなるのではないでしょうか?
食べる前にこのように、少し間を置き、感謝の気持ちを強く持つことができれば、マインドフルな食事が必然的にできるようになるのではないかなと思います。
今日はここまで、続きはまた💛
葉月ようか
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