食前セレモニー② | 株式会社マインドフルヘルス
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2023.04.12 食前セレモニー②

こんにちは、葉月ようかです。

昨日はマインドフル・イーティングで最初に必要な食前セレモニー①:食事の環境を整えることについて書きました。
環境が整ったら、次に心を整えていきます。心が整っていない状態で食事を始めると、マインドレスな食事になってしまい、暴飲暴食など過食につながってしまいます。
今日は食前セレモニー②:心の整え方について書きたいと思います。

私たちは普段は無意識に呼吸をしていて、これは自律神経の働きです。
自律神経は自分の意志で動かすことはできないものですが、呼吸だけは自分でコントロールすることが出来ます。
実は呼吸は、吸う時は交感神経、吐く時は副交感神経に支配されていて、 深呼吸をする時に、吐く時間を吸う時間の何倍にも伸ばしてやることで、副交感神経優位にすることができます。

食べたい衝動に駆られている時も、吐く息を意識的に長くしていくと、衝動を抑えることが出来ます。

心を整えるためにまずは呼吸に意識を向ける時間を持ちましょう。

他にもおすすめの呼吸法があります。
ヨガの呼吸法の一つ、片鼻呼吸法:ナーディーショーダナです。
ナーディーは気の通り道、ショーダナは整える、浄化するという意味です。
右の鼻は交感神経(陽のエネルギー)、左の鼻は副交感神経(陰のエネルギー)を調整していて、左右交互に呼吸をすることで自律神経が整っていきます。

また、右の鼻呼吸が優位なときは左脳が優位になり、左の鼻呼吸が優位なときは右脳が優位になることがわかっています。

日によって、または個人個人で左右の鼻呼吸の優劣が違うことがありますので、左右差など、どちらが優位になっているか観察するのもいいかもしれません。

やり方は、右の手の親指で右側の鼻の穴を押さえ、まず左の鼻の穴から一度体の中にある空気を全部吐き切ります。吐ききったら、左の鼻の穴から息を吸って、次に薬指を使って左の鼻の穴を押さえ、右の鼻の穴を開き、右から吐きます。そして、右から吸って、指を入れ替えて、左から吐く…..というように交互に鼻の穴を押さえて片鼻ずつ呼吸をしていきます。

何度か繰り返していき、程よいタイミングで自然な呼吸に戻します。
この呼吸法も食べたい欲求が強い時にやってみると、すごい威力を発揮してくれます。ぜひ試してみてください。

食べる時も、慌てずに間を置くということがとっても大切なので、呼吸をして心を整える時間を持つと、食べるスピードを抑えてくれて、過食を防いでくれます。
ぜひ今日から食べる前に間を置く呼吸法を試してみてくださいね。

それでは今日はここまで、続きはまた明日。
葉月ようか

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