こんにちは、葉月ようかです。
2月27日月曜日、2月も今日と明日の2日だけになりましたね。
この時期、昔、先輩がよく
一月は、行ってしまう。
二月は、逃げていく。
三月は、去っていく。
と言っていたことを思い出します。
さて、今日は「あるがまま」ということについて書きたいと思います。
「あるがまま」というと、思い出す出来事があります。
以前働いていた旅行会社で、リピーターさんになってくださった大学の先生がいました。穏やかで、物腰柔らかくて、素敵な感じの先生でした。
ある日、学生と一緒に海外で開催される学会に参加することになったと、ご自身の分と同行する学生(外国籍)さんの2人分の海外行き航空券を依頼されました。行き先の国についてビザが必要かどうか調べたところ、日本人も同行する外国籍の学生さんも不要だということが、ビザハンドブックに記載されていたので、その通りにご案内をしていました。
しかし、しばらく経ってから実は外国籍の学生さんはビザの取得が必要で、ビザがないと入国できないことが判明しました。
出発日がすでに近くなっていたので、それからビザの申請をしても、間に合わない可能性があることもわかりました。
なんとかお二人を無事に出発させたくて、事情をお話して、出発できる可能性を探し、それを試していただきたいとお願いしました。
1週間ほど経過して、状況を確認するためにお電話してみたところ、私がご案内した方法は試されておらず、何かに抗うことはしたくないというような意味のことをおっしゃって、「もしビザが間に合わずに取れなかったとしても、それをそのまま受け入れます。」とおっしゃったのです。
一瞬、私は何をおっしゃっているのか理解できなかったのですが、
先生の優しい口調から、執着心やこだわりを手放し、私に対する優しさも感じられ、ありのままの状況を受け入れる潔さや美しさ、
その先生の在り方、生き方が感じられ、心から感動したことを覚えています。
幸せ研究をされている前野隆司先生、マドカ先生の幸福の4つの因子に「ありのまま」というのがあります。
これは「あなたらしさ因子」とも言われていて、自分らしさ、独立、マイペースの意味がありますが、人に迷惑をかけない「ありのまま」、要するに「わがままになることではない」とおっしゃっています。
「ありのまま」でいることは、幸せになる方法の一つなんですね。
マインドフルネスでも、「いい」とか「悪い」とか評価や判断はせず、ありのままを観察する練習をしていきます。
今経験していること、今あることを、ありのまま受け入れることができるようになると、もともと自分の中にあるものに自然に感謝の気持ちが湧いてきて、幸せ感がぐーんと増すような気がしています。
「執着心」や「こだわり」を手放すのは難しく感じるかもしれません。
しかし徐々に「執着」や「こだわり」を持ち続けることの方がたくさんのエネルギーが必要で、苦しくなっていくことに気づくのではないかなと思います。
執着心を手放すと、心が楽になって、生きやすくなる。
そんな風に考えられるようになっていく……….。
私はまだまだ練習中ですが、あの大学の先生のように、笑顔で「ありのままを受け入れます」という姿勢が自然に取れるようになりたいなと思います。
今日はここまで。
この後も心穏やかな時間をお過ごしください。
葉月ようか
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