メンタルによい食べ物とは？新しい研究で分かった心の健康を高める食材

「気分が落ち込みやすい」「不安やイライラを感じやすい」など、心の不調に悩んでいませんか？

実は、メンタルの状態は食べ物に左右されている可能性があります。メンタルに良い食べ物を食べる頻度を増やすだけで、幸福感が向上し、うつ病になりにくいことが分かってきたのです。

そこで今回は、Dr.あきこが「メンタルによい食べ物・よくない食べ物」を紹介します。ご自身やご家族のメンタルの不調に悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

心が元気になる！メンタルによい食べ物とは？

「果物」を多く食べている人は、メンタルの状態が良い傾向があることがわかりました。

2022年5月に発表された英国栄養雑誌からの報告によると、果物を食べる回数が多い人ほど、精神的な健康レベルが高かったそうです。さらに、うつ病のスコアが低いという結果も出ています。

これまで「野菜や果物はメンタルに良い影響をもたらす」ということが、いくつかの研究によって明らかになっていました。

しかし今回は、野菜と果物の効果を別々に評価したところ、野菜よりも果物の方がメンタルへの影響に優位であることが明らかになったのです。野菜では「うつ病スコアが低い」という結果が出ませんでした。

果物は野菜と比べて、調理をせずに生のままで食べるものが多いですよね。そのため、生のまま食べることによって栄養素が保たれやすいことが1つの要因と考えられるでしょう。

物忘れが増える？メンタルによくない食べ物とは

スナック菓子を食べる回数が多い人は、日常的な物忘れが多い傾向にあるようです。

▼日常的な物忘れとは ・物をどこに置いたか忘れる ・どうしてその場所に来たのか忘れる ・人の名前が思い出せない ・その他さまざまな物忘れ

今回の傾向について、スナック菓子と物忘れの直接的な因果関係は分かっていません。

ただしスナック菓子は揚げたり焼いたりしているものが多く、加工度の高い食品です。生のまま食べられる果物や野菜と比較すると栄養が少なく、高カロリーで身体によくないものが多いと考えられます。

おやつにスナック菓子を買い置きしている方は、代わりにフルーツを用意してみてください。メンタルに良い影響を与えて幸福度が上がり、物忘れも少なくなるかもしれません。

メンタルに良い食べ物は果物！おやつに食べるならスナック菓子よりも果物を選ぼう

心や身体の健康に良い食べ物といわれれば「野菜や果物」といわれてきましたが、新しい発表では「野菜よりも果物の方がメンタルに優位」という結果が示されました。

新鮮な果物は栄養価が高く、幸福度を上げてうつ病スコアを下げてくれる効果が期待できます。果物は食物繊維を含むものが多いので、甘くておいしいのに血糖値の急上昇が起こりにくいところも魅力です。

逆にスナック菓子を多く食べる人は、日常的な物忘れが多くなってしまう傾向にあります。普段からおやつにスナック菓子を食べている方は、おやつをスナック菓子から果物に変えることで心や脳に嬉しい影響が感じられるかもしれません。

しかし、中には「身体に悪くてもスナック菓子をやめられない！」「甘いお菓子が大好き」という方もいらっしゃるのではないでしょうか？

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