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ぐっすり眠れるアイテムとは?睡眠の質を上げるために効果的な方法3選

「なんだか最近寝付きが悪い」「寝てもすっきりしない」など、睡眠について悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

睡眠の質がよくないと、疲れが残って翌日のパフォーマンスが下がってしまいますよね。睡眠の質を上げる方法をインターネットで調べて、睡眠対策アイテムを取り入れているかもしれません。

そこで今回は、医師が「睡眠の質を上げるために効果的な3つの方法」を解説します。今日から実践できる簡単な方法ばかりなので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

睡眠の質を上げる方法3選

睡眠の質を上げるために、何か特別なアイテムを揃える必要はありません。家にあるアイテムの活用や今すぐできる方法を実践すれば、ぐっすり眠れてすっきり起きられるようになります。

「腹巻き」は睡眠に有効なアイテム

寝るときは「腹巻き」を使って、身体を温めるのが効果的です。

腹部には大動脈があり、温めることで血流がよくなって手足が温まります。手足から放熱されると深部体温が下がりやすくなり、体温を司る自律神経が整うことで深く眠れるようになるのです。

また、腹巻きでお腹を温めることによって、腸の血流がよくなり便秘解消にもつながります。腸内環境が整うことで脳神経や体内時計が安定し、早寝早起きのリズムも作りやすくなるでしょう。

「音楽」はかけないほうがよい

寝るときは音楽をかけず、無音の環境をつくることがおすすめです。

動画配信サービスなどでは「眠れる音楽」が流行っていますが、音はかえって脳を覚醒させてしまいます。さらにスマートフォンやパソコンの画面から出る「ブルーライト」は睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制するため、二重の意味でおすすめできません。

また、寝る直前まで音楽や動画をつけていることも、眠りの妨げになります。なぜなら音楽が耳に残ったり、動画内容について思考したりすることで、脳の働きが活発になって眠りを妨げてしまうからです。

テレビをつけっぱなしで寝るのは、もちろん睡眠の質を下げる行為です。できれば寝る1時間前までに無音の環境を作り、静かに眠ることに慣れていきましょう。

「豆電球」はつけないほうがよい

「真っ暗だと落ち着かない」「少し明るい方が眠れる」という人も多いのではないでしょうか?

しかし、小さな豆電球(ナツメ球)の光だけでも皮膚が光を感知して、脳を覚醒させてしまいます。完全に真っ暗にならないと、脳は夜だと認識できません。

薄暗い明かりの中で寝ている子供は禁止になりやすいというデータもあり、視力にも悪影響です。

寝室は、真っ暗にするのが最も睡眠の質を高めます。窓からの光が気になる場合は、遮光カーテンを使うのがおすすめです。

睡眠の質を高めるアイテムは腹巻き!お腹を温めて静かに過ごそう

睡眠の質を高めるためには、寝る60分前に音楽や動画を消して静かに過ごすのが理想です。

スマートフォンやパソコンから離れて、心が落ち着くような睡眠ルーティーンを作りましょう。本を読んだり日記をつけたり、瞑想したり……寝る前の時間を穏やかに楽しむことで、眠りが深くなります。

家族と一緒に暮らしている人は、温かいハーブティーを飲みながらゆったりと会話を楽しむこともおすすめ。脳を覚醒させる電子機器からは離れて、それ以外の楽しめることを見つけましょう。

睡眠についてのさまざまな情報は、Youtube「Dr.あきこのマインドフル睡眠チャンネル」でも配信しています。睡眠の他にもダイエットや健康についての情報をお伝えしているので、ぜひYoutubeの動画もチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人 医師 山下あきこ

1974年、佐賀県生まれ。二児の母。内科医、脳神経内科専門医、抗加齢医学専門医、医学博士。アメリカ神経学会会員でもある。1999年…

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