心を整えるタスク管理方法!重要なことを後回しにしないコツとは
心がモヤモヤしていたり頭の中がきちんと整理できていないと、やるべきことが順調に進みませんよね。
やりかけの仕事が気になり、今やるべきことが手につかない。そんな経験は誰にでもあるはずです。
しかし実は、心を整えて価値観を見極めれば、重要なことを後回しにせず、効率良く作業が進められるようになります。
今回は心を整えるタスク管理方法や大事な作業を後回しにせずやりきるコツをご紹介しますので、物事が上手く進まないと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
心を整えるにはまず価値観をしっかり見極めること
心を整えるタスク管理を行うにはまず、自分の「価値観」を見極める必要があります。では具体的にどう整えるか、そもそも価値観とは何か説明しましょう。
価値観とは「自分が何を大切に思っているか」
価値観とは「自分が何を大切に思っているか」、つまり何に対して喜びを感じるのか、何をされると嫌なのかなど、自分の根底にある思いのことです。
よく「価値観が合わない人とは結婚できない」と言われますが、大切に思うポイントが違えばぶつかり合うことが多くなるため、一つ屋根の下で暮らすのは難しいと判断されるのでしょう。
価値観は自分が将来どうなりたいのか、どうありたいのかという「本質」にも関わってくるものです。この価値観が定まっていなければ、何をしても中途半端で終わってしまい、効率良く物事は進められません。
価値観を見極めるには「ジャーナリング」がおすすめ
では一体どうすれば自分の価値観を見極められるのでしょうか。おすすめの方法は「ジャーナリング」です。
ジャーナリングのやり方は、
- テーマを一つ決める
- テーマに基づき、思ったことをひたすら書き続ける
ととても簡単。
たとえば「自分にとって大切なもの」というテーマを決めたら、大切だと感じる物や人などをノートに思いつくだけ書くということです。頭の中にあるものを文字として書き起こすことで、ぼんやりとしていた思いが整理され、クリアになってきます。
ジャーナリングは状況によって書いた内容が変わってくるため、定期的に行うと良いです。何度か行ううちに、だんだんと自分の軸がはっきりして価値観が見極められます。
重要なことを後まわしにしないコツ「TODOリスト」
日常生活において重要なことを後回しにしないコツは「TODOリスト」を活用することです。ではTODOリストがなぜ効果的なのか、作る際の注意点は何なのか見ていきましょう。
TODOリストで心を整え達成感につなげる
TODOリストはやるべきことや、やりたいことを書き出し、優先順位をつけてリスト化したものです。
TODOリスト自体は珍しいものではないのですが、ここでは仕事とプライベートのタスクをわけたものではなく、一緒にしたものをTODOリストとします。
仕事だけのTODOリストを作るとプライベートがおろそかになり、プライベートだけのものだと仕事が進まない原因になるので、まとめたものを作成するというわけです。
リストを作るときは、小さいことでも「重要」と思ったことは全て含めてください。たとえば「両親に電話をする」「友達にメールで近況を伺う」なども含めるということ。
そして大切なタスクには丸をつけ、こなしたタスクにも印をつけましょう。そうすることで心が整い、こなしたタスクも目に付くので達成感につながります。
緊急性の高いものだけに注目しない
TODOリストを作るときは、緊急性の高いものだけに注目しないよう注意してください。よく仕事ばかりを優先してしまう方がいますが、それではプライベートが充実しないので心は整いません。
プライベートで大事なこと、人生でなしとげたいこと、大切な人のこと、仕事、全てバランスよく優先順位を上げましょう。
なぜ?「未完了」に心奪われる脳の仕組み
タスクがなかなか進まないと、やり切れていない未完了の物事に心を奪われませんでしょうか?
たとえば今日が納期の仕事をしているときに、干しかけの洗濯物や洗いかけの食器が気になってしまい、仕事の効率が下がるといった状況のことです。
実は未完了の物事がやたら気になってしまうのは、「ザイガルニック効果」という脳の仕組みが関係しています。私たちの脳は完了したものより、未完了のもののほうを覚えている傾向にあり、これをザイガルニック効果と呼ぶのです。
脳の仕組みなので仕方がないと思うかもしれませんが、未完了の物事に気を取られすぎると、やるべきことが進まない原因を作ってしまいます。
ではどうすれば良いのか。答えは簡単です。未完了の物事ではなく完了した物事に目を向け、「こんなにもやれている!自分、偉い」と自分を褒めてあげましょう。そうすれば自己肯定感を高められ、未完了にとらわれることなく効率良く作業できます。
簡単にできる気持ちを切り替える方法
TODOリストを作って作業をしていても、ほかのことが気になってうまく集中できないときもあるでしょう。
別のことに気持ちが向いているときは、今やっている作業と全く関係のないことを一度やってみてください。コーヒーを飲むでも良いですし、スリッパを履く、靴下を履き替えるでもなんでもOK。別のことに意識を向けることで雑念がなくなり、やるべきことに集中できるはず。
時間がない、納期に間に合わないと焦って集中できないときは、いったん短い休憩をとるか、自分の呼吸に意識を向けてみてください。
パソコン作業が上手く進まないなら、作業中の画面以外は全て消し、一つのことに集中できる環境を作りましょう。
これらの気持ちの切り替え方法は、一度目の前の作業から離れるため、非効率なのではと感じるかもしれません。
しかし、集中できないまま作業するより、いったん中止をして気持ちを切り替えたほうが効率はアップしますので、忙しい人ほどやって欲しい方法です。
ただし、一つのことに集中するということは、人によってはストレスに感じる場合もあります。メールは届いたときに読まないとイライラするなら、「作業中にOKなほかごとはメールチェックだけ」とルールを作ると良いでしょう。
自分の性格に合わせて、ストレスに感じない方法で気持ちを切り替えてください。
価値観を見極め重要な物事から進めていけば心は整う(まとめ)
やるべきことをやるべき順に進めて心を整えるには、まず価値観を見極めることから始めましょう。
そして作成したTODOリストの優先度が高い順に作業を進め、達成したことに目を向け、気持ちを上手に切り替えていけば、心を整えて仕事・プライベートの作業に取り組めるはずです。