vol.11:不眠におちいりやすい原因とは | 株式会社マインドフルヘルス
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2019.10.31 メルマガバックナンバー vol.11:不眠におちいりやすい原因とは

2018.10.30配信

こんにちは!
秋が深まってきましたね。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋。
秋の夜長についつい読書にふけってしまう山下です。

しかし眠る直前に心が揺さぶられるような本を読んだりすると、少し寝つきが悪くなります。
今日は、不眠症についての話題です。

みなさんはぐっすり眠れていますか?

最近とある方から、「女性と男性では睡眠障害に違いがあるのでしょうか。」と質問を受けました。
これはかなり鋭い質問です。実は不眠症の患者数は男性より圧倒的に女性が多いのです。

女性には不眠に陥りやすい以下のような原因があります。

1.女性ホルモンの問題
まず生理前の女性ホルモンのレベルが下がってくる時期や更年期は、イライラしたり落ち込んだりしやすくなります。
イライラや落ち込みがあると、脳がストレスを感知してコルチゾールというホルモンを分泌します。このコルチゾールは目覚めを促すホルモンなので、分泌が多すぎると夜間に目が覚めたり早朝に目が覚めたりする原因になります。

2.脳の仕組み
女性は直感が鋭いので、態度や行動の前後関係から察することが上手です。それは空気を読み取り人間関係を円滑にすることができる素晴らしい能力です。
しかし、一方で直感や感情で物を判断しがちなので、はっきりした証拠や理由がないのに「相手はこう思っているに違いない」とか「きっとこんな結果になるだろう」などど思い込んでしまいネガティブ思考におちいってしまいやすいのです。

3.多くの役割
女性は仕事、家庭、子育て、町内の付き合い、友人付き合いなど、多数の役割を持っています。それぞれにやることと人間関係があります。最近のスマホの進化で常時連絡が出来てしまうため、一つのことに集中しようと思っても難しい現実があります。そんな状態がずっと続くと、脳が疲労し不眠につながります。

4.働く女性のストレス
キャリアアップを目指す女性の多くが、「ガラスの天井」を経験しています。
アメリカやフランスの管理職の女性の割合が35%を超えているのに対し、日本はまだ20%を超えていません。いくら頑張っても昇進につながらない環境はストレスの原因となります。
セクハラやマタハラなど、ハラスメントの被害にあう確率が高いのも女性です。

男性だって女性にはない苦労をたくさん抱えて生きていることは間違いありませんが、女性ホルモンの変動に加えて2,3,4などの要因が重なって不眠につながるケースが少なくないようです。実は、睡眠障害はうつの症状の一つです。女性のうつ病発症は男性の2倍です。不眠も一つの病気です。2週間以上続く辛い不眠は、病院で医師に相談するようにしましょう。
また、睡眠不足の悪影響はたくさんありますが、特に女性では肌荒れや筋力低下、骨粗しょう症の原因になります。
さらに、夜間に分泌されるメラトニンが不足することで女性赴任を引き起こす可能性が指摘されています。
なんと、メラトニンは卵巣に多く存在するのです。
現在、不妊治療に対するメラトニン投与の研究も進められています。

多くの女性が不眠症を克服できたら、心と体が元気になって社会全体にいいことがいっぱい起こりそうですね。

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